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PIZZICATO FIVE

1991-pizzicatofive

PIZZICATO FIVE/
女性上位時代

RELEASE:1991.9.1
GENRE:J-POP、渋谷系

アーティスト解説:
一世を風靡した「渋谷系」の音楽グループ。
「佐々木麻美子」「田島貴男」「野宮真貴」と3代に渡り
ボーカルと音楽性が変わっていった。
特に3代目「野宮真貴」においては、
音楽性だけではなくルックスやファッションの
評価も高く、日本国内のみならず、
海外でも高い評価を受けた。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
3代目ボーカル「野宮真貴」が参入した後にリリースされた5thアルバム。
この作品の全てが「野宮真貴」の為に構成されており、曲の合間にインタビューや対談が入る等、
アルバムとして面白みのある作りになっている。
複数回リリースされているが、それに合わせ複数のジャケットが存在する。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.女性上位時代#4
★☆☆☆☆
アルバムの始めはインタビューから始まり、このアルバムが作られた経緯や
新ボーカル「野宮真貴」のキャラクター性も伝わる。面白い試み。

2.私のすべて
★★★★☆
とても我侭な女の子のあざとい歌詞なのだが、とってもオシャレでかわいい。
フランスのパリを彷彿させるようなリズミカルな演奏も素敵。

3.お早よう
★★★☆☆
タイトル通り、朝に聞きたい爽やかでちょっぴり不機嫌でクールな曲。
曲中をとおして刻むドラムが特徴的。

4.サンキュー
★★★☆☆
明るくポップでグルーヴィー、そしてやはりオシャレ。
響くジングルや、サビ前のハモリやコーラスも素敵。

5.大人になりましょう
★★★★☆
チャカポコとしたサウンドがなんともかわいくて楽しくさせてくれる。
ブラスも効いていて、歌詞もシンプルながらに深く感じる。

6.女性上位時代#5
★☆☆☆☆
「それでは引き続きピチカート・ファイヴ歌の演奏をお楽しみ下さい」の
ナレーションのみ。幕間。繋ぎ。

7.ベイビィ・ラブ・チャイルド
★★★★☆
響く処理が入った声が、綺麗ながらもなんとも温かい。
懐かしみを感じるサウンドを奏でつつも、スクラッチ音などを織り交ぜる構成が光る。

8.トゥイギー・トゥイギー
★★★★★ 初聴オススメ!
キャッチーでファンキーでひたすら格好良くオシャレなナンバー。
ボーカルの綺麗な高音がリズミカルに活かされていてノリノリ。
曲の開始前や曲中に入る、対話やインタビューもアジがある。

9.トゥイギー対ジェイムズ・ボンド
★★☆☆☆
前曲からそのまま引継ぎ、このナンバーに入る。
歌は無いが、前曲のアウトロをゴージャスにした感じが、アウトロなのに格好良い。

10.神様がくれたもの
★★★☆☆
あざとい歌詞再び。しかし、あざとさを皮肉にオシャレに歌い上げてしまうのが素敵。
「バン!」という激しいSEや電子ボイスなどが散りばめられており面白い。

11.パーティー
★★★★☆
YMOの細野晴臣の作品「HOSONO HOUSE」からのカバー。
カバーだが、PIZZICATO FIVEのアジがとっても活かされていてゴージャス。
ゲストとして細野晴臣も参加しており、曲の合間に入る遊びも面白い。

12.しりとりをする恋人たち
★★☆☆☆
ずっとしりとりをするお遊びトラック。同じ単語を2回言ってたり
マニアックな単語が出てきたりして地味にコミカル。曲最後の締めが素晴らしい。

13.マーブル・インデックス
★★★☆☆
「3分クッキング」と「マリオワールド」を合わせた様なイントロが特徴的。
ピコピコなり続ける急かすようなSEのせいか、速さを感じる曲。

14.きみになりたい
★★★★☆
まったりと落ち着いてあたたかなナンバー。
ゆっくりと優美に歌う感じがなんとも心地よい。

15.むずかしい人
★★★☆☆
曲のリズムを作ってるドラミングが、サビでの盛り上がりや、
曲の途切れる効果に活かされたりと秀逸。途中から曲の雰囲気が変わる点も良い。

16.TOKYO’S COOLEST SOUND
★★★☆☆
「ピチカート・マニアのみなさんこんばんわ。ピチカート・ファイヴです。」と
終盤に来てようやく挨拶という興味深い演出。
曲にはホイッスル?やスキャットが使われたりとまだまだ面白い変化をみせてくれる。

17.クールの誕生
★★★★★ アルバムの核!
まさにアルバムのタイトルの「女性上位」が感じられる厳しくもクールで格好良い曲。
バックに流れる困惑の電子音とともに淡々と歌い上げる雰囲気が堪らない。
ここまでの「オシャレ」な曲とは違った感じだが、ソコが一層曲の良さを際立たせる。

18.女性上位時代#6
★☆☆☆☆
「トゥイギー・トゥイギー」のBGMとともに、終わりの対談。
「野宮真貴」のこれからが楽しみな、ちょっとトゲがある対談で終わり。



総評:


PIZZICATO FIVEといえば「オシャレな渋谷系」だが、
このアルバムはオシャレだけではなく、ストイックさやクールさ、格好良さが魅力。
後のアルバムに比べゴージャスさは欠けるが、曲やアルバムの構成が素晴らしい。

新たに迎えた「野宮真貴」の為に作られたアルバムという点においても、
インタビューや対談を始め、収録された曲からもバッチリ伝わってくる。
なにより「女性上位時代」というタイトルのセンスも素敵過ぎる。

YMOの細野さんが参加している点も、個人的にはかなり嬉しい点。



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
Discジャンキーズ-洋楽おすすめCDレビュー/ピチカートファイヴ/女性上位時代
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テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

小沢健二


1994-ozawakenji

小沢健二/LIFE
RELEASE:1994.8.31
GENRE:J-POP、ソウル

アーティスト解説:
コーネリアスの小山田圭吾と結成した「フリッパーズ・ギター」を解散後、ソロ活動を始めたシンガーソングライター。
紅白歌合戦の出場経験もあり、人気絶頂期には“渋谷系の王子様”と称されていた。
愛称は「オザケン」。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
小沢健二の名が世間に知られることとなった、恋愛がテーマの2ndアルバム。
東京スカパラダイアスオーケストラやスチャダラパーもゲストに参加している。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.愛し愛されて生きるのさ
★★★★☆
CMソングとしても使用された4thシングル。ポップだがフォークっぽい曲。
明るい感じながらも哀愁が感じられ、愛ある歌詞が魅力的。

2.ラブリー
★★★★☆
甘えた感じのオザケンの声が、そのまま彼のイメージに繋がる5thシングル。
ブレイクビーツや手拍子が気持ち良い。

3.東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー
★★★☆☆
オザケンの楽曲の中で最長のタイトル、かつ彼らしさが出てる曲名。
スカパラのバックホーンとピコピコしたサンプリングのサウンドが絶妙。

4.いちょう並木のセレナーデ
★★★★☆
なぜだかライブ音源だが、聴衆の手拍子と歓声が暖かさに拍車をかける。
浮遊感あるメロウなバラード。優しいギターソロもグッと来る。

5.ドアをノックするのは誰だ?
★★★★★ 初聴オススメ!
アップテンポな早い曲。ストリングスが実に良い感じで、とても暖かい冬の曲。
女の子受けしそうな愛のある歌詞だが、何気に寝取りソング。

6.今夜はブギー・バック
★★★★★ アルバムの核!
オザケンを一躍有名にした出世作。スチャラダパーとのコラボ。
メロディアスなバラードと電子音のヒップホップのハーモニーが堪らない。
アルバムの中で浮いた感じみえるほど、完成度によるインパクトが強い。

7.ぼくらが旅に出る理由
★★★★☆
フリッパーズギター時代のサンプリングを彷彿させるイントロと間奏。
アップテンポな曲だが、若干これまでの曲とは毛色が違う。

8.おやすみなさい、仔猫ちゃん!
★★★☆☆
これまたオザケンらしいタイトルのバラード。ちょっとボサノバチック。
バックホーンがやはり魅力的で、夕暮れを感じさせる。

9.いちょう並木のセレナーデ(reprise)
★★☆☆☆
前曲「おやすみなさい~」からの流れを汲んで、
眠りを誘うオルゴールでのシメが素敵な構成。



総評:


このアルバムを聞いたら恋愛をしたくなる。邦楽名盤史に欠かせない名盤。
決して声量のある声を持つオザケンでは無いが、その程よい甘さある声が
バックホーンや電子音、愛のある彼らしい歌詞とあいまって、とてもメロディアス。

スチャラダパーと競演した名曲「今夜はブギー・バック」も
数々のカバーやバージョン違いが発表され、
竹中直人、KREVA、ハナレグミ、小山田圭吾といった有名アーティストに愛されている。

「音のコーネリアス」と「詩のオザケン」。
フリッパーズ・ギターを解散した彼らだが、どちらもそれぞれの個性を活かし
素晴らしいアーティストとして活躍していることは大変誇らしい。



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
BUDDYxxx/BGM #178 小沢健二 : LIFE

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

筋肉少女帯


1994-kinnnikusyoujotai

筋肉少女帯/レティクル座妄想
RELEASE:1994.04.21
GENRE:ロック、ハードロック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロック、ニュー・ウェイヴ、パンク、オルタナティヴ・ロック、トラウマ・パンク

アーティスト解説:
メンバー各自のバラバラな、バラエティに富む音楽性を活かしたバンド。クセの強い独自の世界観を構築した詞世界と音楽が特徴的。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
レティクル座の星に憧れる人々の狂気や幻想、歪んだ「死」や「無」への願望、
そしてタイトル通りの苛烈な「妄想」に突き動かされる人間模様を描いたコンセプト・アルバム。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.レティクル座行超特急
★★★☆☆
アルバムの始まりに相応しい疾走感ある“レティクル座”へ誘う曲。
物語的な詞と台詞が魅力。少女の嘆き、大槻の語り、不気味な笑い声に引き擦り込まれる。

2.蜘蛛の糸
★★★★☆ 初聴オススメ!
レティクル座行超特急→蜘蛛の糸の繋ぎが、怖いくらいに凄い。
強いベースと共に迫り来る、いじめられっこの怨念曲。何故か進研ゼミのタイアップ。

3.ハッピーアイスクリーム
★★★☆☆
大槻と少女の掛け合いが印象的。楽しく歌っているのに不気味。歌詞も怖い。
でも、掛け合いから「逆さにしちゃうゾ♪」という大槻のセリフがクセになる。

4.香菜、頭をよくしてあげよう
★★★★☆
明るくてポップなナンバー…なのだが、頭の弱い女の子の歌なので悲しい。
歌詞も聴いてると優しいが、リアルに考えるとかなり不気味だ。

5.さらば桃子
★★★☆☆
疾走感ある自殺ソング。曲の勢いに誤魔化されがちだが、歌詞が怖いのはお約束。
悲痛な叫び声のように歌うが、歌詞のせいでどこか間抜けで、やはり不気味だ。

6.ノゾミ・カナエ・タマエ
★★★★★ アルバムの核!
孤独な少女の不気味な葬儀の歌。静かなメロディと、激しいサビの展開が秀逸。
復讐なのか怨恨なのか、とことん救いようが無い曲だが。曲のパワーが凄い。

7.愛のためいき
★★☆☆☆
休憩のような曲。カバーのような曲で短いのだが、寂しげなメロディに
ボーカルの淡々とした声と、オカマ声のハモリなのでキモ怖い。

8.ワダチ
★★☆☆☆
戦犯者の遺書を引用した、軍歌的なドラムと教会のようなメロディのトラック。
語りとともに、おどろおどろしい感じが、じわじわ怖い。

9.ノゾミのなくならない世界
★★★★☆
ポルカでメタル。バンドのファンの女の子を歌った曲。世界観は相変わらず凄い。
畳み掛けるドラムやギターソロが魅力。ボーカルのエッセイ…らしい。

10.パリ・恋の都
★★★★☆
亡霊の恋人ともにパリに来た男の曲。ポッポな展開の中で響くベースがイカす。
曲の各所のノイズやブラスもイイ味を出している。

11.レティクル座の花園
★★★☆☆
名曲“カノン”をオマージュしたり、天国のような幸福感を感じさせる曲。
だが、結局は妄想だという絶望感も孕んだ曲。絶妙だ。

12.飼い犬が手を噛むので
★★★☆☆
頭の良い少年少女のつまらない人間狩り…。最後は締めるのかと思いきや、
怒涛の展開で異様な世界観を畳み掛ける、そんな狂ったような終わり。



総評:


怖い。不気味。気持ち悪い。気味が悪い。死にたくなる。狂ってる。
筋肉少女帯のアクもクセも強烈な世界観が植えつけられそうなアルバムは、そんなイメージ。
思いっきり「負」のイメージ満載で、確実に一般的に好まれない曲の集大成。

そんなイメージを持ちつつも聴きたくなるのは、やはり圧倒的なそのパワーか。
ボーカルの力強い声や、クセになるリズム。
世界観をまくし立てるようなドラムやギターソロも魅力的だ。

異色の名盤だが、ボーカル大槻ケンジの精神状態が心配になるのは自分だけじゃないはず。



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
気ままなレビューサイト/(筋肉少女帯)レティクル座妄想

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

人間椅子


1992-ningenisu

人間椅子/黄金の夜明け
RELEASE:1992.06.21
GENRE:ハードロック、ヘヴィメタル、ドゥームメタル、プログレッシヴ・ロック

アーティスト解説:
ハード・ヘヴィメタルを基調としながらも津軽三味線の旋律を絡めたドゥーミーなサウンド、それにのせた歌詞や歌い方といった独特の特徴があり、郷土の影響が色濃い3人組のバンド。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
プログレシッブが色濃く、スラッシュメタルのような曲も登場しはじめた人間椅子の3rdアルバム。
タイトルは、イギリスで実在した秘密結社、黄金の夜明け団から。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.黄金の夜明け
★★★★☆
神々しくも妖しいイントロがずるりずるりと人間椅子の世界に引きづりこんでいく。
中盤のミステリアスかつ綺麗な展開も魅力的。

2.独裁者最後の夢
★★★★☆
「ブラックサバス」というバンドの曲に似ているが、妖しさたっぷり。
「デカルト合理主義」や「眠れる奴隷」といった単語が出てくる歌詞も意味深。

3.平成朝ぼらけ
★★★☆☆
和風メタル、ヘヴィなリフが聴き応えある雅な曲。
歌詞が五・七・五、つまり川柳のようになっているところも面白い。

4.わ、ガンでねべが
★★☆☆☆
プログレシッブな自虐的“ガン”を歌ったナンバー。
癖になるサウンドだが歌詞が生々しい。

5.水没都市
★★★★★ アルバムの核!
プログレでドゥーム。水に飲まれてしまった都市。失われた栄華。
世界観と展開の表現は秀逸。深海にいるような中盤の流れは特にオススメ。

6.幸福のねじ
★★★★★ 初聴オススメ!
イントロのギター、スラッシュメタル、人間椅子の中でも屈指の名曲。
スピード感あるナンバーで、独特の歌詞と世界観も文句無し。

7.マンドラゴラの花
★★★☆☆
暗く、遅く、重く、怪しく。リフとベースラインが良いアジを出している。
ヴォーカルの歌い方や「マンドラゴラ」をチョイスしてくるところも素晴らしい。

8.素晴らしき日曜日
★★☆☆☆
どことなくレトロな曲調なインストゥルメンタル。
どちらかというと次曲の為のイントロ。

9.審判の日
★★★☆☆
ジャンジャンとしたリフ、ソロとサビが最高。
途中の「ハレルヤ」のアレンジも聞き逃せない。

10.無言電話
★★★★☆
アップテンポでスピード感のあるトラック。
連続した高音ギターで電話の呼び出し音を表現するなど、芸が細かい。

11.狂気山脈
★★★☆☆
アメリカの小説がもとになっている曲。前半はヘヴィで妖しいサウンド。
中盤からアップテンポに切り替わる展開が気持ち良い。狂気!狂気!



総評:


怪しくて独特な人間椅子の世界観を始めとして、プログレシッブなサウンド、
シビれるベースライン、リフ、ソロ。そしてスラッシュ。
間違いなく一般受けはしないが、ずるずると飲み込まれていきたい強烈な魅力がある。

一般受けはしないと言っておいてなんだが、スピード感のある
「幸福のねじ」「独裁者最後の夢」「無言電話」等があったり、
アルバム全体の構成も良い出来なので、聴こうという気分があればヌルリと入っていける。



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えんすき日記 本家/MR231 人間椅子 「黄金の夜明け」

テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

フリッパーズ・ギター


1991-flippersguitar

フリッパーズ・ギター/
ヘッド博士の世界塔

RELEASE:1991.07.10
GENRE:ギターポップ、渋谷系

アーティスト解説:
コーネリアス(小山田圭吾)と小沢健二という2人のアーティストで結成されていたバンド。現在は解散している。日本の軽音楽の流れに多大な影響を与え、「渋谷系」ムーブメントの発端でもある。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
フリッパーズ・ギター3rdにして、ラストアルバム。曲中に使用される無断サンプリングの嵐や、
それによるイノセンスの獲得を試みた、90年代最大の問題作。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.ドルフィン・ソング
★★★★☆
「ビーチ・ボーイズ」というアーティトからサンプリングが印象強い曲。
1曲目だが穏やかだが、曲の表情は豊か。

2.グルーヴ・チューブ
★★★★★ 初聴オススメ!
今度は「モンキーズ」主演の映画 "Head"という作品からサンプリング。
エロくてグルービーでファニーな曲。 小沢健二の色が強い。

3.アクアマリン
★★★☆☆
海の中を漂うような、神秘的で退廃的な浮遊感を持った曲。
こちらはコーネリアスこと小山田圭吾の色が強い。

4.ゴーイング・ゼロ
★★★★☆
ディレイのかかったギターとキーボードが耳に残るアップテンポなナンバー。
ファンキーで聴きやすい曲。

5.スリープ・マシーン
★★★☆☆
バックコーラスと力強い声、それと小沢健二の優しい声の絡みが良いアジを出している。
他の曲と比べると、やや地味だがアルバムの中に1曲はあって欲しい感じの曲。

6.ウィニー・ザ・プー・マグカップ・コレクション
★★★★☆
「クマのプーさんのマグカップコレクション」。ディストーションがかかったギターや
ドラム&小山田圭吾の独特な加工された声がたまらない。

7.奈落のクイズマスター
★★★★★ アルバムの核!
このアルバムの中では2番目に長く、7分半くらいなのだが長さをまったく感じさない。
不思議な雰囲気と独特の世界観作りが秀逸。10分だろうが15分だろうがずっと聴いていたい。

8.星の彼方へ
★★★☆☆
リズムテンポアップして、アルバムの最後へ繋ぐ疾走感を含む曲。
爽やかで明るめだが、どこか切なげな印象も受ける。

9.世界塔よ永遠に
★★★★★
10分にも及ぶアルバムの最後を飾る大作。格好良いギターリフとサンプリング。
10分の中で様々に変化する音楽を魅せてくれるため「クイズマスター」同様飽きがこない。




総評:


数々のサンプリングとそのクオリティ。後のアーティストに与えた影響。
作り上げた功績も問題も、まさにフリッパーズ・ギター。

コーネリアスと小沢健二。現在は個々に活動している2人のアジが凝縮され
見事にミックスされチューンナップされたヘッド博士の世界塔。

彼らの最後のアルバムは、90年代最初で最大の挑戦であり最高の名盤。
これから先、J-POPで渋谷系でネオアコギで、この作品を超えるのは容易でないだろう。



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
名盤マニアのi-Tunes/Flipper's Guitar / ヘッド博士の世界塔

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

BUCK-TICK


1991-bucktick

BUCK-TICK/狂った太陽
RELEASE:1991.02.21
GENRE:ロック、ビートロック、ニュー・ウェイヴ、ゴシック・ロック、グランジ、オルタナティブ・ロック、エレクトロニカ、クロスオーバー

アーティスト解説:
「重低音がバクチクする」。メジャーデビュー以降、一度もメンバーチェンジをせずに活動を続け、様々な音楽性をみせるロックバンド「バクチク」。後続のビジュアル系アーティストに影響を与えており、耽美派の元祖とも言われている。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
ノイズや電子音といったテクノ的要素を取り入れたBUCK-TICKの5thアルバム。
このアルバムでの「太陽」とは人類が抗うことの許されない絶対的な存在を指している。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.スピード
★★★☆☆
明るくてノリの良い1曲目なのだが、曲のタイトルが危ない薬の俗称だったり
曲のテーマが自殺とか言われてたり、何気に曲の背景は黒い。

2.MACHINE
★★★☆☆ 初聴オススメ!
疾走感のある走り屋をイメージさせる格好良いハードロック。
サイバー&ダークの雰囲気も持っているので、ある意味このアルバムの1曲目。

3.MY FUNNY VALENTINE
★★★★☆
妖しげなエッジ&白亜のように霞んだ、2タイプのボイスで構成されるミドルチューン。
この曲あたりから、アルバム「狂った太陽」の世界らしくなってくる。

4.変身[REBORN]
★★☆☆☆
ノイジーで深く深くヘヴィにダークに、怒りで突き進む曲。
妖しさもあるが、怖さが強く出た曲。

5.エンジェルフィッシュ
★★★☆☆
実験的にタンゴが盛り込まれた曲。綺麗に妖しく、そしてエロティック。
リズムを刻む、サイバーメロウなバックサウンドが素敵。

6.JUPITER
★★★☆☆
ビクターのラジカセ「CDios」のCMでタイアップされた曲。
妖しさが浄化されるような綺麗なバラード。明るい優しい太陽。

7.さくら
★★★★☆
アルバム発売当時、ボーカルの亡くなってしまった母親への思いを綴った曲。
「さくら」という曲は多いが、曲中に“さくら”の単語が出てこないのは、この曲くらい。

8.Brain,Whisper,Head,Hate is noise
★★☆☆☆
全体的に気だるく、どことなくアジアンというかヒンドゥー的な宗教っぽい色も感じさせる。
奇妙な世界観が押し出されているサイコな曲。

9.MAD
★★★★☆
ストーカーのような偏執的な愛情をテーマにしている歌詞がヤバメの曲。
バージョン違いで、もう1曲存在する。間奏のサウンドが格好良い。

10.地下室のメロディー
★★★★★
忍び寄るようなイントロから、迫り来る緊迫を持った怒涛のドラム。
畳み掛けるようなサウンドと追い詰めるような歌詞が堪らなく格好良い。

11.太陽ニ殺サレタ
★★★★★ アルバムの核!
アルバム表題曲になる予定もあった最後を締めくくるに相応しい曲。
サイバー&ノイジーを持ちつつ、なんともいえない不気味さを称えている。
これまでの曲は、「太陽ニ殺サレタ」の為の前座という印象すら与える。



総評:


妖しくて・怖くて・ハードで・ヘヴィで・メロウで・ポップだったりもして
そしてなによりもダークで不気味。
色々なアーティストが様々な世界観をもって、各々の音楽を奏でている中で、
BUCK-TICKのポジションは、まさに“異様で不気味”ではないだろうか。

アルバム全体としてはダークを基準に、ハードだったりメロウ、ポップだったり
色々な顔を見せてくれるが、やはりこのアルバムは最期の「太陽ニ殺サレタ」の
印象&イメージが全てを伝えたかった事のように思える。



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
MECHANICAL FLOWER blog/BUCK-TICK/狂った太陽

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

岡村靖幸


1990-okamurayasuyuki

岡村靖幸/家庭教師
RELEASE:1990.11.16
GENRE:ロック、R&B、ファンク

アーティスト解説:
独特のセンスとライブ・パフォーマンスを持った「シンガーソングライター“ダンサー”」。その音楽性から様々なアーティストに影響を与えたが、残念ながら覚醒剤で逮捕されてしまったことがある。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
岡村ちゃんがノリに乗ってた時期の最高傑作。歌詞は時代を感じるのに、曲のセンスが全然古臭くない。
ヘタウマなのかキモカワなのか、ダサいのに格好良い天才による名盤。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.どぉなっちゃってんだよ
★★★★☆
岡村ちゃんの世界観に酔った、まさに“どぉなっちゃってんだよ?”な曲。
“ど・ど・ど・どぉなっちゃてんだよ?”のフレーズが堪らなく、
「そうだろ?」や「週刊誌、俺について書いてる事は全部ウソだぜ!」とかのセリフもナイス。
くるり・桜塚やっくんがカバー。

2.カルアミルク
★★★★☆
しんみりしているがゆったりしていて、心地よくカルアミルクのように流れ込んでくる。
夜にお酒を飲みながら聴きたい曲。
クラムボン・BankBandがカバー。

3.(E)na
★★★☆☆
カッコイーナ、タイトルのセンスがこれまた面白い。
じゃ~んじゃかじゃ~ん、と始まるポップなトラック。

4.家庭教師
★★★★★ アルバムの核!
アルバム表題曲。実際、曲の半分近くが“語り”。しかもエロイ。
曲だけでも十分エロくてカオスなので、このアルバム一のいろんな意味で問題作。
曲の最中にハァハァして、どんなレコーディングしてんだw

5.あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
★★★★★ 初聴オススメ!
清々しい、綺麗な青春の聴きやすいポップなナンバー。
バスケットをテーマにした曲で、曲のラストで「ブラスバン!」の合図で
曲調がブラスバンドになるのも面白い。
桜塚やっくん・直枝政広がカバー。

6.祈りの季節
★★☆☆☆
全体的に語りっぽいバラード調の曲。
どこかメッセージ性が強いので、ちょっと鬱陶しさを感じる。

7.ビスケットlove
★★☆☆☆
子供の「すご~い、すご~い」「いぇ~い」が多用される曲。
サビは格好良いが、子供の声はそんなにいらないかもしれない。
最後の語りが、ちょっシュールで笑える。

8.ステップup↑
★★★★★
ノリの良いアップテンポな疾走感のある格好良いトラック。
歌詞に「こんなんなった僕が言うんだ」と、あるので
出所した岡村ちゃんの方が個人的には似合うと思う曲。サビが秀逸。

9.ペンション
★★★☆☆
アルバムの最後を締めくくるバラード。
“家庭教師”“(E)na”“ステップup↑”などインパクトがある曲が祭りだとするなら
その終わりを告げるような、癒される収束感のある曲。



総評:


変態で天才でダサくて格好良い岡村ちゃんの最高傑作、90年代の始めにして間違いなく名盤。
独特のリズムで受け入れにくさは、人によってあるかもしれないが
恋愛、青春をテーマにしている曲も多いので歌詞に共感できる人も多いのではないだろうか?

こんな天才的な才能を持ちながらも、覚醒剤に手を出してしまったことが本当に悔やまれる。
現在では、当時のような格好良い体型ではなく、声も出ず、いい感じにおっさんになってしまったが
それでも音楽を頑張って欲しいと応援したくなる彼の姿がそこにはあった。

がんばれ岡村ちゃん!



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
サブカルのすすめ/岡村靖幸で「家庭教師」

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

BLANKEY JET CITY


1993-blankeyjetcity

BLANKEY JET CITY/C.B.Jim
RELEASE:1993.02.24
GENRE:ロック

アーティスト解説:
「不良たちが集まる架空の都市」BLANKEY JET CITY。
「三宅裕司のいかすバンド天国」という番組への出演・好成績を残したことがデビューのキッカケ。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
作詞の面で架空の人物を設定する新たな試みをしている、BLANKEY JET CITYの3rdアルバム。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.PUNKY BAD HIP
★★★★☆
「PUNKY BAD HIP!!」の勢いのある歌詞から始まる1曲目らしい、ぶっ飛んだ曲。
この曲の中にアルバムのタイトルである「C.B.Jim」という人物が登場している。

2.RED-RUM (夢見るBELL BOY)
★★★★☆
エロ格好良さが漂う、捻ったサウンドが効いてる良曲。
タイトルどおり、ベルボーイをセンセーショナルしたナイスなトラック。

3.D.I.J.のピストル
★★★★☆
テンポとノリが良いロックンロール。ブランキーの定番曲のひとつらしい。
「D.I.J.のピストル!!」といったシメが堪らない。

4.死神のサングラス
★★★☆☆
クールで渋いベースが効いたトラック。
途中で入るセリフが、これまた魅力的なポイント。

5.12月
★★☆☆☆
ここでちょっとトーンダウンしたトラック。
ちょっと切なげな不良少年ぽい曲。

6.ROBOT
★★★☆☆
引き続き、悲しげな曲。前曲よりもしんみりした感じ。
心に響くすれた声が印象的。

7.HEY MAN SO LONG
★★☆☆☆
じりじり突き進む感じな曲。
唸り声を捻りあげるような力強い曲なんだけど…、まあこれも好みによるなぁ

8.ライラック
★★★★★ 初聴オススメ!
聴きやすい明るいナンバー。曲のテーマは何気ないのに情景がしっくりくる良曲。
ラストの「花の匂いが…」のあたりは特に最高。

9.ヴァニラ
★★★☆☆
ブランキーの曲の中で唯一作曲者が普段と違う曲。
歌いだしがエロイ歌詞だが、悲痛な曲。

10.車泥棒
★★★★☆
これまたノリの良いドラムと、捻ったサウンド&ボーカルが良い。
そして「車泥棒」という曲のテーマも秀逸。

11.ICE CANDY
★★★★☆
イントロのサウンドとたたみ掛けるドラムが最高。
ノリの良さはアルバム中ナンバー1。

12.3104丁目のDANCE HALLに足を向けろ
★★★★☆ アルバムの核!
舌を噛みそうになるラッシュなトラック。
間違いなく良曲だが、ブランキーを聞きなれてないと曲の感じが掴み辛いかもしれない。

13.悪いひとたち
★★★★☆
強烈な歌詞が織り成す、9分以上のバラード。
一部修正されている歌詞があるが、それ以外にも修正すべきところがある気はした。
アルバムのシメとして最高の曲。



総評:


バイク乗りと不良少年、まあそうじゃない人も是非聞いてほしい名盤。
疾走感あるテンポと、深く響くバラード、そして何よりもその世界観に酔ってほしい。

「ロックとは何か?」の疑問が、このアルバムひとつで全て解決する…と、思っている。
アメリカンの雰囲気を醸し出しつつ、洋楽にも負けない深く心に突き刺さる秀逸。

現在では残念ながら生産終了となってしまっている。

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

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岩跳ペンジュン

Author:岩跳ペンジュン
平成現代の今を生きる、
ゆとり世代の20代。
ちょいオタな
絵師×素人レビュワー。

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