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中村一義


1997-nakamurakazuyoshi

中村一義/金字塔
RELEASE:1997.06.18
GENRE:ロック、ポップ、オルタナティブ

アーティスト解説:
高い音階や裏声を多用し、時代性・日常などに基づいた非常に意味深な詞世界を作り上げるアーティスト。「桑田佳祐を継ぐ日本語詞の使い手」または「10年に一人の天才」。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
他のアーティストと違い、インディーズライブを一切行わず、
自宅でデモテープを作りそのままデビューした、そんなマイペースな中村一義の1stアルバム。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.始まりとは
★★☆☆☆
アルバムのイントロのような中村一義の世界観を歌った語りのような曲。
「金字塔で僕は言う」が印象に残る。

2.犬と猫
★★★★★ アルバムの核!
2曲目、実質1曲目にして、このアルバムの核。90年代を代表する名曲。
歌詞カードを見ないと何て言っているか解らないが、サウンドを重視しているのかもしれない。
モラトリアムな感じと、圧倒的歌唱力、そのグル-ヴには脱帽。

3.街の灯
★★★☆☆
近所を散歩している様子を歌った曲なのだが、家で引き篭もってデモテープを
作っていた頃の中村一義の心情を歌った曲にも聴こえる。相変わらず不思議な歌詞。

4.天才とは
★★★★☆
もの悲しさを漂わせつつも、ややアップテンポでリスム感がある曲。
歌詞に関しては、ここまでくると、もう解らないを通り越して、こういうもんだと思えてくる。

5.瞬間でも
★★★☆☆
次の曲「魔法を信じ続けるかい?」に繋がる20秒の…いわゆる間奏。
遊び要素的なのかもしれないが、これがなかなか悪くないメロディ

6.魔法を信じ続けるかい?
★★★★☆
未来を感じさせる高音と裏声が綺麗な明るいトラック。
これも難しい歌詞だが、幻想的じゃなく現実的に良い意味で心に残る歌詞。

7.どこにいる
★★☆☆☆
間奏その2。いろいろな場所へ移っていき、これも次の「ここにいる」へ続く。
「土手!!」が地味に笑える。部屋から始まり部屋に戻る。
謎のジャケットは、この曲で解明される。

8.ここにいる
★★★★★
「どこにいる」からの繋ぎが、この曲を一層引き立てる。
高揚感のあるゆったりとした綺麗な曲。

9.まる・さんかく・しかく
★★★☆☆ 初聴オススメ!
「ポンキッキ」でも使用された児童歌のカバー。「しかく」の曲は無い。
この曲を聴いたあとに、原曲を聴くと地味に腹が立つ。
聴いてみると解るが、中村一義の声がいかに優しいかが解る。

10.天才たち
★☆☆☆☆
間奏その3。「どこにいる」ほど次の曲への影響が無いので
正直、有っても無くても良い。

11.いっせーのせっ!
★★★☆☆
アルバムで一番明るくてポップなナンバー。
この曲あたりから終わりが感じられる。

12.謎
★★★☆☆
他の曲と違った雰囲気を持つブルース。
歌詞はともかく曲が、ところどころ変調的。

13.いつか
★★★☆☆
ストリングス、中村一義の裏声、間奏が美しいメロウな曲。

13.永遠なるもの
★★★★☆
冒頭部分に謎の声が入って始まる。アルバムの最後…ではないのだが、
最後を締めくくるに相応しい、全てを包み込むような曲。

14.犬と猫 再び
★★★☆☆
「犬と猫」のメロディを繰り返す曲。なんというかスタッフロール。
アルバムならではのアレンジ。

隠しトラック
★★★☆☆
いわゆる隠しトラック。なかなかに良い曲なのに
録音状態がちゃんとレコーディングしたものじゃないのが悔やまれる。



総評:


内向的、モラトリアム、独自の世界観が詰め込まれたこのアルバム。
中村一義の高音や裏声も美しく、まさに「金字塔」の名に恥じない名盤。
たっぷり盛り込まれた遊び心ある構成も、中村一義らさしさが出てて良いと思う。

「僕として僕は行く」
帯に書かれた、このキャッチコピーもまさに、このアルバムを表した至上の言葉だろう。



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
音楽が終った後に~音の書斎~/金字塔 / 中村一義
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テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

ポルノグラフィティ


2000-pornograffitti

ポルノグラフィティ/
ロマンチスト・エゴイスト

RELEASE:2000.03.08
GENRE:J-POP、ロック

アーティスト解説:
現在2人、2004年の夏ごろまでは3人で活動していたロックバンド。ノリノリでアップテンポなラテン系の曲から、メロウなバラードなど数々のヒット曲やタイアップで高い認知度を誇る。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
ポルノグラフィティの名を世間に知らしめた「アポロ」が収録された1stアルバム。
収録曲のほとんどがインディーズ時代に作られているので、
彼らのインディーズのベスト盤とも言える1枚。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.Jazz up
★★☆☆☆
“略称の「ポルノ」が卑猥な意味だから注意して”とか言ってるわりには、エロエロな曲。
そんなに悪い曲じゃないが、アルバムの1曲目としてはあまり相応しくない。

2.Century Lovers
★★★★★
シングルになる予定もあった軽快なアップテンポなナンバー。
歌詞に登場する“ディランとジョン”は“ボブ・ディランとジョン・レノン”。
歌詞の一部に彼らの詞の一節も引用している。

3.ヒトリノ夜
★★★★☆ 初聴オススメ!
バイクでも乗りながら聴きたい。アニメ「GTO」の主題歌に使われた有名曲。
知名度も高いためカラオケなどでは、大変盛り上がれる曲、もしくは無難な曲。

4.ライオン
★★☆☆☆
ちょっとテンションダウンしたミドルなロック。
イントロのドラムとベースが渋くて格好良い。

5.憂色 ~Love is you~
★★★☆☆
さらにゆったりとラブなバラード。前曲より曲の立ち位置がしっかりしてるため
こちらの曲のほうが心地よく、印象に残る。

6.Heart Beat
★★☆☆☆
ちょっと電子っぽい、これまた絶妙に力の抜けた曲である。
4曲目と曲調は違うが似たような立ち位置にあるので、どことなくイマイチ。

7.マシンガントーク
★★★★☆
寡黙な男に似合う曲。再びアップテンポなポルノらしいナンバーで
リズムに乗りながら楽しく聴ける。強いて言えば、ラストのサビ前の歌詞がちょっとクサいか?

8.デッサン#1
★★★☆☆
メンバーの実話から作られた曲。ポルノの曲のなかでも高いキーを誇る曲。
ライブでも原音キーでやることは殆ど少ない。大サビの元歌詞がヒドくて修正された経緯がある。

9.アポロ(New Apollo Project Version)
★★★★★ アルバムの核!
正直、アレンジが入ってないシングルのバージョンの方が良いのだが、やはり名曲。
もうデビューから10年も経ってるのに、いつまでも聞き飽きない。

10.ラビュー・ラビュー
★★★★☆
「アポロ」の次の曲としては最適な曲。午後の昼下がりのような、ゆったりした曲だけど、
ほどよいリズム感を持ったナンバー。「アポロ」の印象に押されがちだが結構良い曲。

11.ジレンマ(How To Play "didgeridoo" Version)
★★★☆☆
エッジとラップが効いた曲。ちょっと民族臭もする。

12.リビドー
★★★★☆
エロ曲再び、でも微エロ。
ポルノらしいロックだけど悲しげなエロスを漂わせる良曲。

13.ロマンチスト・エゴイスト
★★☆☆☆
アルバムの最後らしい、しっとりした曲なのだが…残念ながら声が合ってない。



総評:


ポルノグラフィティは2010年現在でも、オリコンチャート等でも高順位をキープし、
かなりの認知度、そして多くのファンもいるのだけれど、やはりこのアルバムが最初にして最高。

2004年にメンバーの一人が抜けてからはバラード系が目立ち、初期のようなエロでブラックな感じから
どんどん遠ざかっていってしまっている感じが強い。

名盤だが、変なクセが無くとっつきやすい音楽性なので、数ある名盤の入り口としてオススメしたい。

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

陰陽座


2002-onmyouza

陰陽座/百鬼繚乱
RELEASE:2000.12.24
GENRE:妖怪ヘヴィメタル

アーティスト解説:
平安装束と長い黒髪、歌詞からは日本語以外の歌詞を極力排除し、鬼や妖怪、日本的なテーマの旋律を奏でる「妖怪ヘヴィメタル」。ボーカルの黒猫をはじめ、メンバーの名前は全て“猫”に関係するものとなっている。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
妖怪ヘヴィメタル陰陽座の2ndアルバム。
妖怪のイラストが描かれたジャケットはメンバーの“招鬼”が手掛けている。
ハードな曲が多く荒々しい印象を受けるが、曲の間口が広く聴きやすい曲も多い。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.式を駆る者
★★★☆☆
ドロドロしたイントロ、重いギターから一変して、一気に突き抜けていく曲調へ変わる。
1曲目らしい疾走感のある曲で、ボーカルの澄んだ格好良い声がより一層、加速度を際立たせる。

2.桜花の理
★★★★★ アルバムの核!
1曲目の疾走感をひきつつも哀愁が漂うナンバー。
2人のボーカルの格好良い声と、綺麗な声がせめぎあい、素晴らしい旋律を生み出している。
「あなたが―蜘蛛だったのですね」これにはゾクゾクする。

3.塗り壁
★★★☆☆
ドロドロしたダークでヘヴィ、そして8分近くあるトラック。
ボーカルの語尾の伸ばしが印象的。サビが結構綺麗。

4.癲狂院狂人廓
★★★★☆ 初聴オススメ!
再び疾走感のあるリフが効いたナンバー。サビの「業・罪・愛」が格好良くて凄く頭に残る。
曲の終盤のギターソロも格好いいのだが、逆に曲の始まりにややチープさを感じる。

5.八咫烏
★★☆☆☆
低く重く、鈍重な曲。ヘヴィメタルというより演歌っぽい。
ゆっくりだけど、心に染み入る曲じゃなくだらだらした感じ。

6.歪む月
★★★★☆
ボーカルの綺麗過ぎる歌唱力に驚かされる、冷たくも力強い曲。
他のドロドロした荒々しい曲とは違い、とても洗練されている。
作詞・作曲はボーカルが担当。

7.帝図魔魁譚
★★★★☆
エッジの効いた重低音ギターが魅力的。
曲調はシューティングゲームのボスのような感じ。
デスボイスと綺麗な高音の対比が印象的。

8.化外忍法帖
★★★☆☆
疾走感ある正統派ヘヴィメタル。曲は格好いいがサビが弱いため
同様に疾走感のある、他の曲と比べるとどうしても弱い。

9.奇子
★★★☆☆
アルバム最長、9分超えを誇るメロディアスとヘヴィさがうまく絡み合った曲。
大人の色気を漂わせたボーカルの魅力を感じずにはいられない…
と、思ったら中盤の語りで、女の子の声もやるという多彩さを魅せてくれる。

10.がいながてや
★★★☆☆
最後ははっちゃけたお祭り騒ぎの曲。なかなかにアルバムの最後の曲としては斬新。
ちなみに「がいながてや」とは「凄いんですよ」という意味らしい。



総評:


“妖怪・忍法帖”といった“日本らしさ”を押し出したバンドなので、
ヘヴィメタルという間口の狭いシーンでも結構好きになる人は多いかもしれないこのアルバム。
実際、陰陽座はアニソンなども歌っているので、そのあたりから聴くとオススメ。

全体通して、やはり格好良く響く重金属と透き通った貫くボーカルの美声が魅力的。
そしてこの独特の世界観も好きな人には堪らないだろう。
気になる点といえば、平安装束でのライブは暑くて大変そうだ。



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
MUSICGAZER/2nd Album 『百鬼繚乱』 -陰陽座-

テーマ : 音楽
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岡村靖幸


1990-okamurayasuyuki

岡村靖幸/家庭教師
RELEASE:1990.11.16
GENRE:ロック、R&B、ファンク

アーティスト解説:
独特のセンスとライブ・パフォーマンスを持った「シンガーソングライター“ダンサー”」。その音楽性から様々なアーティストに影響を与えたが、残念ながら覚醒剤で逮捕されてしまったことがある。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
岡村ちゃんがノリに乗ってた時期の最高傑作。歌詞は時代を感じるのに、曲のセンスが全然古臭くない。
ヘタウマなのかキモカワなのか、ダサいのに格好良い天才による名盤。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.どぉなっちゃってんだよ
★★★★☆
岡村ちゃんの世界観に酔った、まさに“どぉなっちゃってんだよ?”な曲。
“ど・ど・ど・どぉなっちゃてんだよ?”のフレーズが堪らなく、
「そうだろ?」や「週刊誌、俺について書いてる事は全部ウソだぜ!」とかのセリフもナイス。
くるり・桜塚やっくんがカバー。

2.カルアミルク
★★★★☆
しんみりしているがゆったりしていて、心地よくカルアミルクのように流れ込んでくる。
夜にお酒を飲みながら聴きたい曲。
クラムボン・BankBandがカバー。

3.(E)na
★★★☆☆
カッコイーナ、タイトルのセンスがこれまた面白い。
じゃ~んじゃかじゃ~ん、と始まるポップなトラック。

4.家庭教師
★★★★★ アルバムの核!
アルバム表題曲。実際、曲の半分近くが“語り”。しかもエロイ。
曲だけでも十分エロくてカオスなので、このアルバム一のいろんな意味で問題作。
曲の最中にハァハァして、どんなレコーディングしてんだw

5.あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
★★★★★ 初聴オススメ!
清々しい、綺麗な青春の聴きやすいポップなナンバー。
バスケットをテーマにした曲で、曲のラストで「ブラスバン!」の合図で
曲調がブラスバンドになるのも面白い。
桜塚やっくん・直枝政広がカバー。

6.祈りの季節
★★☆☆☆
全体的に語りっぽいバラード調の曲。
どこかメッセージ性が強いので、ちょっと鬱陶しさを感じる。

7.ビスケットlove
★★☆☆☆
子供の「すご~い、すご~い」「いぇ~い」が多用される曲。
サビは格好良いが、子供の声はそんなにいらないかもしれない。
最後の語りが、ちょっシュールで笑える。

8.ステップup↑
★★★★★
ノリの良いアップテンポな疾走感のある格好良いトラック。
歌詞に「こんなんなった僕が言うんだ」と、あるので
出所した岡村ちゃんの方が個人的には似合うと思う曲。サビが秀逸。

9.ペンション
★★★☆☆
アルバムの最後を締めくくるバラード。
“家庭教師”“(E)na”“ステップup↑”などインパクトがある曲が祭りだとするなら
その終わりを告げるような、癒される収束感のある曲。



総評:


変態で天才でダサくて格好良い岡村ちゃんの最高傑作、90年代の始めにして間違いなく名盤。
独特のリズムで受け入れにくさは、人によってあるかもしれないが
恋愛、青春をテーマにしている曲も多いので歌詞に共感できる人も多いのではないだろうか?

こんな天才的な才能を持ちながらも、覚醒剤に手を出してしまったことが本当に悔やまれる。
現在では、当時のような格好良い体型ではなく、声も出ず、いい感じにおっさんになってしまったが
それでも音楽を頑張って欲しいと応援したくなる彼の姿がそこにはあった。

がんばれ岡村ちゃん!



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
サブカルのすすめ/岡村靖幸で「家庭教師」

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KADENZZA


2003-kadenzza

KADENZZA/
Into The Oriental Phantasma

RELEASE:2003.06.XX
GENRE:オリエンタルメタル、暗黒メタル

アーティスト解説:
フランスのHOLY RECORDSというレーベルからリリースしている“日本の”暗黒系音楽家。デモアルバムでエログロチックなジャケットも手掛けていた画才にも突出した音楽家。


アルバム解説:
約3ヶ月で契約からリリースまでをした、KADENZZAの1stアルバム。
輸入盤になるので正確には「邦楽」という扱いでは無いのかもしれない。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.Kamikaze Blows
★★★★★ 初聴オススメ!
「神風」という“日本のアーティスト”を感じさせるタイトル。
独特のシャウトが入ったハードなメタルで格好良さが際立つ曲。
ラストのサビから曲の終わりにかけての展開が素晴らしい。

2.Mononoke (God Of Worm)
★★★★☆
「物の怪」。これまたタイトル通り、おどろおどろしい百鬼夜行的なハードメタル。
前半が終わり、後半の幕開けの怒涛のサウンドが格好良すぎる。
静かな場面もあり、様々な展開をみせる魅力的な曲。

3.Wheel Of Fortune
★★★★☆
「運命の輪」。怒涛のスタートから展開する「Kamikaze Blows」に近い曲。
エッジの効いたギターと、運命に導かれるようなメロディも印象的だ。

4.Endless Labyrinth (Suite Opus 5)/Scarlet Messiah/Reincarnated Evil
★★★☆☆
11分に及ぶ壮大な曲。
「ダダダ…」というサウンドが迫りくる何かをイメージさせる。
色んな表情・表現を見せる曲でバックストーリーがあるようかのような劇的な変化が楽しめる。。

5.Lament 1999
★★★☆☆
哀しさ、神聖さを携え、教会の礼拝堂で懺悔が浄化されるかのような曲。
鳴り響く鐘。時を紡ぐ様なメロディ。前半の3曲とは違うKADENZZAの一面が見れる。

6.War Phantasma (Suite Opus 4)/The Last Slaughter's Remembrance/Awakening
★★★☆☆
今度は12分に及ぶ曲。
畳み掛けるサウンドに色んな表情を見せてくれる曲は素晴らしいのだが
正直なところ、10分前後の曲はアルバムに2つ以上は不要。



総評:


日本人アーティストの新たなる可能性を感じられるKADENZZA。
単に琴や尺八とかではない「オリエンタル(東洋的な)」という耳に新しい音楽のようだ。

正直メタルというシーン自体、日本では間口は狭く、
このアルバム自体「一般向けではない」と銘打たれているため
曲を理解し切れていない(歌詞も日本語では無いので意味がさっぱり)。

2ndアルバムである「Second Renaissance」は一般向けに作られており
より「オリエンタル」が色濃く出た魅力的なアルバムではあるが、
KADENZZAの音楽を理解した最終的には…、やはりここに戻ってくる。そんな気がする。

※Amazonに掲載されている楽曲リストと手持ちのCDの曲がどうしてか一致していませんでした。
 詳細は不明ですが、リリースのバージョンが違うのかもしれません。

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小島麻由美


1995-kojimamayumi


小島麻由美/セシルのブルース
RELEASE:1995.08.19
GENRE:ジャズ、フレンチ・ポップ、昭和歌謡、ブルース、ロック、J-POP

アーティスト解説:
「ジャズ」「フレンチ・ポップ」「昭和歌謡」「ブルース」などのジャンルを融合させ、独自の音楽スタイルを築く女性シンガーソングライター。本人が手がける独特なタッチのイラストも魅力的。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
ジャズならぬブルースならぬ「小島麻由美」という独特の世界観を持った、小島麻由美の1stアルバム。
そして“二十歳の恋”“さよならセシル”と続く「セシル3部作」のはじまり。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.おしゃべり!おしゃべり!
★★★★☆ 初聴オススメ!
疾走感のあるドラミングから「あ~あああ!」と甲高い声で
畳み掛けるイントロが印象的な勢いのある1曲目。これからの展開をわくわくさせるトラックだ。

2.セシルのブルース
★★★☆☆
ちょっとメロウな小気味の良いブルーズ。
哀しげな感じっぽいのだが、そうじゃなくて踊っているようなそんな曲。

3.スキャット・ブルース
★★☆☆☆
タイトル通りスキャット(ダバダバ、ディビドゥビ)で歌われた曲。
この曲以外にも、各所に見受けられるが、これも小島麻由美らしさを感じる重点…なのかもしれない。

4.恋の極楽特急
★★★★☆
手拍子しながら聞きたくなるポップで明るいナンバー。
恋を頑張る女の人の応援歌みたいな、そんな曲。

5.先生のお気に入り
★★★☆☆
なんとも不思議な雰囲気を醸し出す曲。
小学生もしくは中学生あたりの女の子がイメージなのか、なんとも可愛い感じだ。

6.ディビ・ドゥビ・ダー
★★☆☆☆
明るく癒される、そしてちょっぴり気だるさを感じる曲。
何気に「バイクぶちこわせたらいいのにね」とか、サラッと怖いことを言ってくれる歌だ。

7.蜜蜂
★★☆☆☆
シルクロードを旅する旅人のような、ちょっとした果て無さがあるような、
もしくは森林浴で自然を感じるような、どっちにしろ小島麻由美らしくない曲。

8.結婚相談所
★★★★★ アルバムの核!
リズミカルなメロディと、音が深いピアノが効いた名曲。
歌詞もなかなか面白く、スキャットも良いアジを出している。
このアルバムのハイライトである事は間違いない。

9.ろば
★★☆☆☆
濁った声と、ウトウトとなるリズムに不協和音が眠りを誘います。
なんとなく解らないでもないが、なぜタイトルが「ろば」なのか不明。

10.皆殺しのブルース
★★☆☆☆
格好良くも怖いインストゥルメンタル。
壮大なラビリンスに迷い込んでしまったような感じ。出られない。



総評:


最初っから最後まで小島麻由美ワールド全開の「セシルのブルース」。
リズミカルなメロディと、小気味の良いフルート、そしてやっぱりシュビドゥビダバダバのスキャット。
他のアーティストではあまり見られない独特の世界観が魅力を一層引き立てます。

今作の「セシルのブルース」を含めた、「二十歳の恋」「さよならセシル」といった
いわゆる「セシル3部作」というものがありますが、この1stアルバムが最初にして名盤。
他の2作も悪くは無いのですが、やはりこの「セシルのブルース」が一番なのです。

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ジャンル : 音楽

TERRA ROSA


1989-terrarosa

TERRA ROSA/
THE ENDLESS BASIS

RELEASE:1989.05.21
GENRE:ヘヴィメタル

アーティスト解説:
パワフルな歌声が魅力的な女性ボーカリストと、美しいメロディが印象的なヘヴィメタルバンド。全17期に渡りメンバーチェンジを繰り返した。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
このアルバムはインディース時代(1987年)にリリースされたものを
メジャーレーベルでリミックスしたもの。様式美の世界観が貫かれたTERRA ROSAの1stアルバム。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.ONE OF SECTIONS.“LAP”
★★★☆☆
アルバム1曲目に相応しいストレートなアップテンポの曲。
パワーあるボーカルに圧倒される。

2.FRIDAY’S FREE FAIR
★★★★★ 初聴オススメ!
1曲目同様疾走感があり、格好良いイントロからスタートする曲。
ギター・キーボードのソロに注目して欲しいトラック。

3.THE ENDLESS BASIS
★★★★☆
アルバム表題曲。様式美の世界観が感じられるナンバー。
疾走感は強くないが、その分曲に深みが増し、サビの「かげろうが~」など良いアジを出している。

4.PETROUCHKA
★★★☆☆
強くも哀しい曲。
ギターも強い味を出しているのに、落ち着いた格好良さを奏でている。

5.VISION OF THE LAKE BOTTOM(湖底のヴィジョン)
★★★★★ アルバムの核!
湖底がイメージされる静かなイントロから、一転してそれを切り裂くギターのサウンド。
ボーカルの声も高く強く、そして美しく衝撃を与えてくれる。
相変わらずギターとキーボードのソロは格好良すぎる。

6.FATIMA
★★★☆☆
妖しくメロディアスに強く疾走感を持つ曲。
他のトラックとは違った雰囲気を見せているが、どうやらオリジナルの曲ではないようだ。

7.AS LONG AS OUR LIVES
★★☆☆☆
ドラムが効いた、哀しくも明るさと情景を感じる曲。相変わらずソロは秀逸。
ボーカルも、前面に押し出す強い歌い方ではなく、心に響く芯がある歌い方に感じられる。

8.もの言わぬ顔
★★★☆☆
アルバムの最後を飾るに相応しい壮大な9分にも及ぶ曲。
どことなくプログレを含んだような幻想的な曲。



総評:


女性ボーカルを疑うほどパワフルなボーカルの魅力的な声。
格好良いソロパートを魅せてくれるギター・キーボード。ドラムもいい味を出している。
そしてやはり様式美好きには堪らない、魅力的な世界観を詰め込んだTHE ENDLESS BASIS。

メンバーの入れ替わりが激しかったバンドだが、ボーカル・キーボードの固定の2人の
印象・技術ともに高く強いため特に問題は無いのかもしれない。

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ジャンル : 音楽

椎名林檎


2003-shiinaringo

椎名林檎/加爾基 精液 栗ノ花
RELEASE:2003.02.23
GENRE:J-POP、新宿系

アーティスト解説:
渋谷系ならぬ「新宿系」。新宿系自作自演屋を名乗る音楽家。のちのロックバンド・東京事変のボーカリスト。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
妊娠・出産による約1年間の活動休止を経て、3年ぶりとなる椎名林檎の3rdアルバム。
今作はオーケストラ、世界各国の民族楽器とプログラミングなどをふんだんに用いている。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.宗教
★★★☆☆
悲劇か奇劇の幕開けのようなイントロ、ジリジリするノイジーなサウンドと
1曲目として魅力的な要素タップリの曲。社会批判的な歌詞も印象的だ。

2.ドツペルゲンガー
★★☆☆☆
可愛らしくもの哀しいメロディと、ノリが良くも深い曲。
最後の「取り憑いた」が、絶妙な怖さのようなものを放ち鮮明に残る。

3.迷彩
★★★☆☆
小気味の良い、気持ちよく聴けるリズムの良いジャズっぽい曲。
コツコツした音も良い味を出している。

4.おだいじに
★★★☆☆
切ないメロディが哀しく、そして素直な感じのする曲。
他の曲と違い、シンプルで大人しい曲だがバックのサウンドなどやはり印象的

5.やつつけ仕事
★★★★☆ 初聴オススメ!
「何かをやりながら…」的なやっつけ感が伝わるイントロが特徴的。
明るくポップなナンバーでとても聴きやすい曲。

6.茎
★★★★★
暗く渦巻くメロディ、そしてサビで何か癒され解放されていく感じ。
ボリュームのある最後のサビは秀逸。

7.とりこし苦労
★★☆☆☆
どことなく脱力する感じのする「やつつけ仕事」の対の曲。
バックで様々なサウンドが使われているのが面白いトラック。

8.おこのみで
★★★★☆
歌詞が文学的にエロイ曲。
間奏に電車のアナウンスが入っていたりするので、どこか離愁を感じさせる。

9.意識
★★★☆☆
これまた雑音のような独特のイントロ。曲は聴きやすいテンポの良い曲。
サビに入る前の「嘘ヲ吐クナヨ」のためた歌い方が素敵。

10.ポルターガイスト
★★★★☆
3拍子のちょっとメルヘンっぽい綺麗な曲。
ワルツ調なので、どことなくパリっぽい雰囲気を感じさせる。

11.葬列
★★★★★ アルバムの核!
強烈な音の洪水と美しさを備えた、間違いなくアルバム最強の曲。
歌詞に意味は無いらしいが、鮮烈な文章と、音の迫力で怖さすら感じる。
この曲は椎名林檎が16歳の時には出来ていたというから驚愕だ。



総評:


妊娠・出産を経た椎名林檎の感性が色濃く出たアルバム。
普通に聴きやすい曲も収録されているが、やはりこのアルバムの魅力は
独特の世界観とその深さ、多彩に使われた音楽、そして女性独特の「怖さ」だと思う。

歌詞カードも独特の作りになっており、真ん中のページに載っている
「茎」を中心に文字数・デザインが左右対称になっている。
それに加え収録時間と収録曲の使用楽器もすべてシンメトリーという恐ろしいほどの徹底ぶりである。
これもまた「怖さ」のひとつ。

テーマ : 音楽
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BLANKEY JET CITY


1993-blankeyjetcity

BLANKEY JET CITY/C.B.Jim
RELEASE:1993.02.24
GENRE:ロック

アーティスト解説:
「不良たちが集まる架空の都市」BLANKEY JET CITY。
「三宅裕司のいかすバンド天国」という番組への出演・好成績を残したことがデビューのキッカケ。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
作詞の面で架空の人物を設定する新たな試みをしている、BLANKEY JET CITYの3rdアルバム。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.PUNKY BAD HIP
★★★★☆
「PUNKY BAD HIP!!」の勢いのある歌詞から始まる1曲目らしい、ぶっ飛んだ曲。
この曲の中にアルバムのタイトルである「C.B.Jim」という人物が登場している。

2.RED-RUM (夢見るBELL BOY)
★★★★☆
エロ格好良さが漂う、捻ったサウンドが効いてる良曲。
タイトルどおり、ベルボーイをセンセーショナルしたナイスなトラック。

3.D.I.J.のピストル
★★★★☆
テンポとノリが良いロックンロール。ブランキーの定番曲のひとつらしい。
「D.I.J.のピストル!!」といったシメが堪らない。

4.死神のサングラス
★★★☆☆
クールで渋いベースが効いたトラック。
途中で入るセリフが、これまた魅力的なポイント。

5.12月
★★☆☆☆
ここでちょっとトーンダウンしたトラック。
ちょっと切なげな不良少年ぽい曲。

6.ROBOT
★★★☆☆
引き続き、悲しげな曲。前曲よりもしんみりした感じ。
心に響くすれた声が印象的。

7.HEY MAN SO LONG
★★☆☆☆
じりじり突き進む感じな曲。
唸り声を捻りあげるような力強い曲なんだけど…、まあこれも好みによるなぁ

8.ライラック
★★★★★ 初聴オススメ!
聴きやすい明るいナンバー。曲のテーマは何気ないのに情景がしっくりくる良曲。
ラストの「花の匂いが…」のあたりは特に最高。

9.ヴァニラ
★★★☆☆
ブランキーの曲の中で唯一作曲者が普段と違う曲。
歌いだしがエロイ歌詞だが、悲痛な曲。

10.車泥棒
★★★★☆
これまたノリの良いドラムと、捻ったサウンド&ボーカルが良い。
そして「車泥棒」という曲のテーマも秀逸。

11.ICE CANDY
★★★★☆
イントロのサウンドとたたみ掛けるドラムが最高。
ノリの良さはアルバム中ナンバー1。

12.3104丁目のDANCE HALLに足を向けろ
★★★★☆ アルバムの核!
舌を噛みそうになるラッシュなトラック。
間違いなく良曲だが、ブランキーを聞きなれてないと曲の感じが掴み辛いかもしれない。

13.悪いひとたち
★★★★☆
強烈な歌詞が織り成す、9分以上のバラード。
一部修正されている歌詞があるが、それ以外にも修正すべきところがある気はした。
アルバムのシメとして最高の曲。



総評:


バイク乗りと不良少年、まあそうじゃない人も是非聞いてほしい名盤。
疾走感あるテンポと、深く響くバラード、そして何よりもその世界観に酔ってほしい。

「ロックとは何か?」の疑問が、このアルバムひとつで全て解決する…と、思っている。
アメリカンの雰囲気を醸し出しつつ、洋楽にも負けない深く心に突き刺さる秀逸。

現在では残念ながら生産終了となってしまっている。

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

X


1989-x

X/BLUE BLOOD
RELEASE:1989.04.21
GENRE:ハードロック、ヘヴィメタル、ヴィジュアル系

アーティスト解説:
アメリカのバンド「キッス」に影響を受けた派手なルックスで日本では後に「ヴィジュアル系」と言われるロックの先駆者的存在とされ、後続のバンドに大きな影響を与えた。後のXJAPANは小泉純一郎がファンであることは有名な話。
ウィキペディアで詳細を見る


アルバム解説:
Xのメジャーデビューアルバム。アルバムタイトルは直訳で「青い血」であるが、
「貴族出身」「名門の出」といった使い方が英語圏ではされる。
Amazonで購入する。



各曲レビュー:
1.PROLOGUE (~WORLD ANTHEM)
★☆☆☆☆
アルバムのオープニング曲。どうもカナダのギタリストのカバーらしい。
これから幕が開ける感が出てて悪くない。

2.BLUE BLOOD
★★★★☆
アルバム表題曲。ドコドコいったサウンドとボーカルの攻撃的な声が
疾走感を組み上げ、勢いのある曲となっている。
中盤にはややメロディアスになっていてバランスの良い曲だ。

3.WEEK END
★★★★☆ アルバムの核!
テーマは「自殺」。間奏の高速ギターが光るトラック。
ノリの良いサウンドを中心に、前曲同様メロディアスな展開もあり聴き応えもある。
終盤の「WEEK END!WEEK END!WEEK END!WEEK END!…」も、耳につく良さがある。

4.EASY FIGHT RAMBLING
★★☆☆☆
ドラムがメインビートを刻む曲。
なんでもコンプレックスを歌った曲らしいのだが、爽やかな感じのする曲だ。

5.X
★★★☆☆ 初聴オススメ!
「X」とバンド名を冠した彼らのテーマソング。曲自体は特筆すべき事はないのだが、
ライブでコレをやるとファンがサビで「Xジャンプ」というのを会場全体でジャンプし、
東京ドームのライブでは5万人がジャンプしたため「震度3」が出たとか…

6.ENDLESS RAIN
★★★☆☆
映画主題歌としても使われた、Xの2ndシングルバラード。
悲しさと癒しが感じられる曲。

7.紅
★★★★☆
Xの1stシングルかつ最大の代表曲。このアルバムに収録されているものは
曲の始まりにストリングスが入るので壮大感が醸し出されている。
曲全体のノリや間奏も格好良い。

8.XCLAMATION
★☆☆☆☆
民族的な雰囲気を醸し出す、音楽のみのトラック。
妖しげな雰囲気から、途中で格好良いベースに切り替わる。

9.オルガスム
★★☆☆☆
曲が短く、テンポも速いのでスグ終わってしまう感が強い曲。
ギターとドラムとバックシャウトが曲全体を煽る感じ。

10.CELEBRATION
★★★☆☆
どことなくサウスアメリカを連想させる曲。
ポップな感じなのでXらしくは無いが、ドライブソングには合いそうだ。

11.ROSE OF PAIN
★★☆☆☆
バッハ作曲の『フーガ ト短調』からスタートするトラック。
壮大な感じのする曲だが「ハゲの歌」を知っていると、笑えてしまう。

12.UNFINISHED
★★★☆☆
ボーカルのソロから始まる、悲しげかつぬくもりが感じられるバラード。
綺麗なメロディな曲なのだが、やはりXらしくない気はする。



総評:


やはりボーカルの声が印象的な疾走感の似合うX。

実際、このアルバムよりも「Jealousy」というアルバムの方が、売り上げは高いのだけれども
こちらのアルバムの方がシングルや代表曲、なによりXのテーマ曲「X」が入っているという点から
Xの「名盤」には相応しいと思う。

気になる点といえば、どことなく音質が荒い気がするが… 気のせいかな?



岩跳ペンジュンのオススメ記事!:
MUSICGAZER/2nd Album 「BLUE BLOOD」 -X-

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

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Author:岩跳ペンジュン
平成現代の今を生きる、
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